半神
”萩尾望都の『半神』のことを考えた。
おへその脇の部分で繋がった双子の女の子たち。
私の半神は生きつづけ、数年前表に現れた。
ささやかな世界をゆるがし、私を圧倒し、大切な人たちに耐え難い苦痛をもたらした。
半神と一体となった私は、人形使いと一体となった草薙素子のことを考える。
そして私である私に向かってささやきかける。
何としてもあなたを救い出すからと。”
2009年8月12日書いたこの日記を、2013年6月の今日目にした。
救い出され中和されて後の日々を過ごしている。
当時はその道のりが果てしもなく続くように思え、生きて今を迎えるのは無理だとあきらめてもいた。
仕事をし、休日に休み、穏やかな時間を過ごす。
私は本当に救われたんだ。