空
一昨日は仕事帰り、今日は午後にスパ(温泉)へ行った。
日中露天の入浴は大層心地よい。
全裸でいるのがまったく平気になった。
思春期の頃は体育の着替えも相当苦痛だった。
着替えを見られるのがなぜこんなに恥ずかしいのだろう?
回りで着替えている人たちに、なぜこんなにハラハラするんだろう?
説明できない強い羞恥の情が心に刻まれている。
今は全裸でいられ、恥ずかしいという感情は希薄で、空を眺めながら浸かるお湯の心地よさ、風の穏やかさを楽しめる。
生きてこの時を迎えられ本当に嬉しい、夢で描くことさえなかった。
日没前にホーム・タウンへ戻りいつものカフェで休んだ。
人と共にある幸福、自己救済の幸福。
こう書くのは何度目だろう、私は救われたんだ。