3年
今月下旬でSRSを終え丸3年になる。あれから3年・・・。
全身麻酔直前の心持ちを思い出す事が多い。目が覚めなければ終わっていたとか、ケイト・ブッシュの「ライオン・ハート」が脳内で流れていた事とか、おしゃべりしながら陽気に準備する、5、6人の、まだ十代半ばから後半の、看護士の少女たちとか。
8日間ほど水が飲めず、退院したらおいしい水を生活に、水には贅沢するんだとか考えてたっけ。
マリア・カラスと、ラジオ深夜便の対談をよく聞いていた。宮本亜門の話が印象に残った。タイで交通事故にあったという彼の話などを、タイの病院のベッドで聞いた。
外気は30度後半だったが、さほど暑く感じなかった。
この手術を境に、自分の心とこの体を大切にしようと、自然にそう思えるようになった、よく頑張ったねとか。
それが嬉しい。
とてもとても嬉しい。
幸せな3年だった。
これからもいっそう幸せになる。