意識と衣服
職場の食事会にパリジェンヌ風ファッションで参加した。
勤務中はパンツでいたが、終了後、会場に向かう前、レパード柄のワンピースと黒スパッツに着替え、黒いストラップパンプスに履き替えて、広く開いた胸元には厚手のシルバーのネックレスを加えた。
髪はショート・ボブ。
参加した他の女性職員と明らかに着こなしが違う。
皆どこか似てユニフォームのようだ。
袖やボタン周りが少しアレンジされた直線的なブラウスと、パンツ。
スカートはいつもの一人だけで、その人以外のスカート姿は仕事でもみたことがない。
私が着て行った少しピンクがかった、胸元が開いたレパード柄のミニ・ワンピースは、彼女達には気疲れするものだろう。
・胸元を出してデコルテを見せる。
・体へのフィット感をよく吟味する。
・下半身をスリムにまとめる。
・足元はタイツ類と同系色にし脚を長く見せる。
普段意識している方向性みたいなものが、その人のファッションを左右するのだろう。
はじめは少しの違いが、時を経るほど大きな違いになる。
何度も何度も恥ずかしい思いをしてきたけど、無難にまとめるとこじんまりして地味な印象になり枯れていく。
それより恥ずかしいほうが良いな。