心にそよぐ風

日々の雑感。おしゃれで魅力的な人になれるよう心がけたい。

花のように頬を上げて

近頃は来世のことをよく考える、あの世のこと。
生きている限り経験できないから、生きている限り絶対裏切られない、好きなように考えていられる。


来世は自分に近い精神の存在と社会を形成するという。
このような尊い人と同じ空間に居られるという驚き、その逆を経験するのは現世にいるからなんだろう。

 

自分の内にある欲は欲と呼ばれるものなのか、あるいは不安からくる恐れなのか、生涯わからないままだろう。

 

冬の光は美しくその様子を眺めるのが好きだ。
色彩も形態も光があり成立する。
美しいものを美しいと感じるあらかじめ備わったこの感受性は不思議で尊いものだと思う。

 

一昨年の冬救急車で運ばれ入院して検査を受けた。
レントゲン画像の骨格を見たとき、自分は量産品なんだと理解した。
天然素材の人型量産品、土台となる骨では見分けがつかない。

 

自分を損なうことを避けたい。
他人を損なうことを避けたい。
そう居られることを願う。

 

光は絶えずそこにあるものの様子を変えていく。
許されるなら花のよう頬を上げ、光を受けて微笑んでいたい。

心の中の太陽 授かった良心

以前《心の中の太陽》という題名の絵画を描いた。制作途中に作品名を決めた。自分の心の中には太陽があって、輝いているという考えが浮かんで決めた。

当時はもっとも苦しんでいた時期だった。自分の歩みを振り返り、危機的な状態になると絵画制作や写真撮影することを経験として知っている。

制作しているなら、先がないまでに追い詰められているということだと。

 

お釈迦様の教えは、悪は実態のない現れであり人の心には良心が存在する、というものだと知った。恐るべき悟りだと思った。

 

自分が自覚する自己像と社会参加している中で、周囲が認識していると推察する自己像とのズレが、なんだかささいな事のように思えてきた。何もかもはかない。

 

慣れた新しい街

先月上旬に引越作業を終え、その後の各種変更手続きもほぼ完了した。

あとは銀行くらい。

4月に直近の地域へ引っ越したが、6月にはもう次の引っ越し場所を探し始め、8月に今の場所に引っ越した。

今の場所は、3月まで住んでいた街の近く。

またあの街に戻れるんだと、一連の作業や手続きを終える日を指折り数えていた。

 

建物だけではなく、住む街にも相性があるのだろう。

4月から8月まで住んでいた場所に居ると、だんだんと辛くなり、枯れていくように感じられた。

 

新しい場所は快適で、引っ越して良かった。

部屋の造りや間取りがとても良いし、各所へのアクセスも良い。

ここに来るためにそれまでの苦難があったんだと考えるようにしている。

身だしなみにも気を付けられるようになり、これも嬉しい。

 

声の手術をしてもう7カ月経つ。ようやく発声の仕方がわかってきた。周波数は200㎐を下回ることがないため気分的にとても楽だ。

 

私は身体を変え、名を変え、性別を変え、声を変えた。

この間多くのものを失い得た。

けれど仕事は変わらず、寄り添ってくれる唯一の身内のようだった。

 

専門的な職種で業務を遂行し、トランスし、料理とファッションに気を配ってきた。

業務上では複数の論文を執筆したが、個人として関係する学会へ論文を投稿したいという気持ちを十数年来持ち続け、未だ一つもできていない。

仕事人としては十分貢献したから、これはもう切り離し、心休まる世界に触れていこう。

 

 

引っ越し 声 仕事

3月末に引っ越し三か月が過ぎた。

新しい環境に慣れるまで時間がかかる。

半月前に転居先を下見に行った。

今の場所に馴染めないから引っ越したくて。

お金がかかる、しょうがない、通勤が遠くなり一日をこなす自信が持てない。

職場最寄り駅のスーパーで買い物して、電車に乗ってホームタウンで下車し、そこから20分近く歩く。

疲れるし、なんだか寂しい、今の環境にいることを続けない方が良いように思う。

 

声はまだ安定しない。

手術中危惧された、声の高さを高くされ過ぎたのではという不安のとおりとなった。

アニメ声にしないため低い声を出すよう発生し、そのせいでハスキーな声となる。

いずれコントロールできるようになるだろう。

低い声が出ない、二度と出せない安心感は大きい。

悲しみで泣く自分の声に絶望することはもうない。

電話で性別判定される場面での不安もない。

 

仕事が忙しい。

出勤し、自分の机、自分の椅子に向かいいつも感謝する。

なんてありがたい事だろう、自分の椅子がある、自分の場所がある。

二日勤務すると、もう十日も働き続けた心身の状態になる。

仕事量が増え、体力、精神力が衰えたこと、居住地などの要因が重なっての事なんだろうか。

 

見たいものは見た。

欲しいものは全てある。

まだ時間があり明日を迎えられる。

心の光は輝き、陰ることはない。

移動

喉の調子は横ばい。

なんとか会話できるが、声量が出ずかすれる。

間もなく引っ越しでこの連休は作業の大詰めだった。

ものを減らしてきたけれど、いざ引っ越すとなると多い。

少々逸脱した考えでいかないとこれ以上減らすのは無理だと思う。

女として暮らすことに余裕ができたのか、いろいろと気持ちが動く。

時間というのは不思議だ、