心の中の太陽 授かった良心
以前《心の中の太陽》という題名の絵画を描いた。制作途中に作品名を決めた。自分の心の中には太陽があって、輝いているという考えが浮かんで決めた。
当時はもっとも苦しんでいた時期だった。自分の歩みを振り返り、危機的な状態になると絵画制作や写真撮影することを経験として知っている。
制作しているなら、先がないまでに追い詰められているということだと。
お釈迦様の教えは、悪は実態のない現れであり人の心には良心が存在する、というものだと知った。恐るべき悟りだと思った。
自分が自覚する自己像と社会参加している中で、周囲が認識していると推察する自己像とのズレが、なんだかささいな事のように思えてきた。何もかもはかない。