夏休み

今日から三連休。嬉しい。身体を休めて、水周りとキッチンまわりの掃除をしたい。昨晩は帰りに書籍コーナーで小説を買った。日本人作家のSF小説。外国文学が好きで、いつも選んでいる棚で、20分程も時間をかけて背表紙を追い、何冊かは何度も手に取り読んだりして、その度に、今はトレヴァーに届かないよう感じられた。傾向を変えて隣の棚を探すと、その本に決めるのはすぐだった。日本人であること、現存作家であること、おそらくはまだ若い世代であることが心安かった。昨年は白ワインを買った。よもぎ餅と一緒に。

薬なしで眠れたが、深夜に悪夢で目が覚めてしまい、眠剤服用、胃が荒れる、味覚が怪しくなる。このところ久しく見ていなかった悪夢で、死の観念は死そのものよりずっと恐ろしく、今回も戦慄する。真っ暗で光の気配がなくて、五感を働かせて状況を探るのだけれど、その場所が凶々しく恐ろしいのだと瞬時に理解し、戦慄する。目を覚ましたのは危険だったからかと、朦朧とした意識で分析する。まだこの業が続くのか。長いなぁ。

自分の本体は4割くらいこの世界に関わっているといった感覚が、近頃は2割くらいのように感じられる。やるべきを終えたという意識が強いからだろうか。身体が衰えていくからだろうか。