少し回復して

心臓の周りを悪いものが取り巻いているような感覚がずっと続いていた。幾らかましになった。

今朝の夢は会いたい人が出てきて明るい日当たりの良い部屋にいた。目が覚めてからなんだか嬉しかった。

いろいろなものから距離を取るようにしている。そうすることが、自分にも周りに一番だと思えるから。わかっていたことだが、良くしたいと思い時間と力を注ぎ、のめり込んでしまったのかも知れない。

御用を果たすために動く、その関わりある場所が進展するのなら、自分がやらなくても良い。一生懸命は得意だった。距離を取るのは慣れていない。

休日に身体が動く日は、外出してカフェで万年筆を使い書き物をする習慣がある。自分の性質には有効な行為だと知った。一人になれるのは音楽の中や小説の中、書き物をしている、紙にインクを滑らせているときだから。ほとんどの場合読み返すこともなく破り捨てている。書き出した内容にはさして意味がないように思えるからか、よくわからない。一人でいてもそれだけでは一人の時間ではないのかも知れない。